キャットフードの価格と質

 種類も豊富なキャットフード、価格もかなり差がありますがその違いは何かというと、ズバリ質です。
材料費や加工にかかる手間などは、しっかり価格に反映されています。
安いキャットフードは原材料に病死した家畜の肉や飲食店で廃棄された油など、ちょっと信じられないような劣悪なものが当たり前のように使用されています。

じゃあ高ければ良いのかと言われると、そうとも言い切れません。
価格が高くても重要視されている部分が味や食い付きだったりする場合は私はあまりおすすめしません。
そういったものには嗅覚で餌を見極める猫の習性に合わせて嗜好性の高い香料や合成添加物が使用されているからです。
健康や病気予防などを重視しているものは、値段もしますが人間用にも使用されるちゃんとした原材料で作られているので、やはり安心安全です。

 実際我が家の最年長の猫が、一時的に安価なキャットフードに変えたとたん、腎不全になってしまい、あと一歩遅かったら危なかったという状況まで陥りました。
診察代、治療費を考えたらキャットフードを安くすることに何の意味もないことに気付きました。
しかし、これは猫によって個体差はあります。
安いキャットフードでも元気に長生きする猫だっていますし、高いキャットフードを食べていても病気になる猫も居るでしょう。

 ただ毎日食べるものが小さな猫の身体にとって、とても重要であること、それを管理するのは飼い主の責任だということは忘れないようにしたいです。

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